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未習

民法Ⅰの初講義でした。なぜか2回も当てられてしまった。なんか目立ったろうか?
講義室には50人も学生がいて、7,8人ほどしか当たらないのに、はじめから2回もあたっちゃうのは運がいい?
講義のはじめ「これまで法学の勉強をしたことない人、法学部出身じゃない人手あげてみて。」と教授が言うと手を挙げたのは15人ほどだった、、。「まてよ、そんなに少ないのか、、。」100人の新入学があって、50人ほどは既習者で「L2」から始まる。「L1」50名中35人が「隠れ未習」じゃホントの未習は1割5分。100名中85名は法学部出身てことか、、、。とんだラビリンスに来ちゃった。

NPOの先輩に法科大学院に進んだ友人がいる。報道の通信社をやめ昨年第1期生として慶応の法科大学院に進んだ。彼も法学部出身ではなく、彼から「法科大学院には隠れ未習がいっぱいいる、ついていくだけでも大変だぞ」と聞いていたが、想像していた以上に多い。周りのみんなの小六法を引く手がスムーズです。

「彼」と10数年前、総選挙前のカンボジアに出かける機会があった。私たちはクメールルージュとの前線「シェムリアップ」のUNTAC事務所からほど近いホテルの1室にいた。プノンペンからのヘリコプターは定員オーバーで後部座席の窓にガラスは入っておらず、顔を出し密林がのぞけた。暑い日の午後で2人でベッドに横になり、天井で回る扇風機をみていた。「ここも処刑場だったらいい、、」そんな会話をしながら、お互いの素性やこれからのことを話していた。

10数年たち、お互い「真の未習」法科大学院生になった。
by yamagata-football | 2005-04-13 12:31 | law-school
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